こんにちは、エンジニア兼見習い投資家のルナです。
今回は、工場現場で使用しているキーエンス機器について、
- キーエンスが扱っている画像処理システムってどんなものを扱っているのか?
- メリット・デメリットは?
- キーエンスの強みとは?
現場エンジニア目線で紹介したいと思います。
目次
- キーエンスとはどんな会社?
- 現場で使っているキーエンス製品
- センサー
- 画像処理システム
- インクジェット
- レーザーマーカー
- 画像処理システムの詳細
- XG-Xシリーズ
- エリアカメラとラインスキャンカメラ
- IVシリーズの特徴と利便性
- キーエンスのサポート体制
- 現場でのカメラ操作の重要性
キーエンスとはどんな会社?
キーエンスは、高性能センサーや計測器、制御機器を提供する企業です。広告をあまり打たないため、一般の人には馴染みが薄いかもしれませんが、工場現場ではその製品が頻繁に使われています。
現場で使っているキーエンス製品
私の現場でよく使われているキーエンス製品を紹介します。
- センサー
- 画像処理システム
- インクジェット
- レーザーマーカー
画像処理システムの詳細
特に私がよく触る画像処理システムについて詳しく説明します。
XG-Xシリーズ
- XG-Xシリーズ(XG-X-1000~XG-X2900)
引用元: IPROS
うちの工場では、以前はオムロン製品を使用していましたが、現在はほとんどがキーエンス製品に置き換わっています。
カメラの種類は大きく分けて2つあります。
- エリアカメラ
- ラインスキャンカメラ
詳細はこちら
私は、省スペースで設置できるラインスキャンカメラを好んでいます。工場の機械設置スペースが限られているため、ラインスキャンカメラは非常に便利です。
X軸ラインを撮影してY軸につなげて画像にするので、X軸だけ撮影できるスペースがあればOK、そのため、照明のバー型の照明で対応OK
工場の機械は設置するスペースが限られるため、ラインスキャンカメラの方が気軽に設置できて便利なんですよね。
デメリット
もちろん、ラインスキャンカメラにはデメリットもあります。
- 初期調整が難しい
- エリアカメラよりも高額
- カラー撮像ができない
カラーの画像をスキャンするという場合はエリアカメラに限定されるので、それを選定するしかないかなと。
また、ラインスキャンカメラは初期調整が難しいという声も聴きます。
ラインカメラは機械が回っている時しか調整できないというイメージがありますが、【ラインカメラ設定ナビ】を使用すればピント調整も簡単にできます。私は撮像場所に黒白の縞々の紙を置いて初期調整することが多いです。
IVシリーズの特徴と利便性
次に、XG-Xよりも小型のカメラであればIVシリーズも良く現場で導入されているので、IVシリーズについても触れておきます。
- カメラと照明が一体型
- 取り付けスペースが小さくて済む
- 設定が簡単
https://www.keyence.co.jp/products/vision/vision-sensor/iv4/pr/160091001.jsp
私のイメージでは、センサーとカメラの中間的な性能を持つ製品です。最近では、IV-3がAI機能を搭載し進化していますが、価格が高いため、そのメリットが薄れている気がしますね。
XG-Xの方が画像処理自体の自由度が高いため、IVの使い道がわかりにくくなっているかな。照明と一体型で照明の準備は不要なので、現場では重宝しているのかもしれませんね。
私であればXGとIVの金額差がそこまでないのであれば、XGを入れる方が良いかなと。やはり、やれる事の幅が全然違いますからねー。
キーエンスのサポート体制
キーエンスの大きな魅力は、製品導入後のサポートが非常に手厚い点です。これが現場で非常に喜ばれる理由の一つです。
現場でのカメラ操作の重要性
カメラを操作できる人材は現場で非常に重宝されます。若い人が増えている中、カメラを敬遠する人も多いですが、何度か触れれば慣れてくると思います。興味がある人はどんどん挑戦してみてください。
もしこの記事が好評であれば、また現場のことについて書きたいと思います。それでは、また次回お会いしましょう!
ではではー!