こんにちは!
エンジニア兼見習い投資家のルナです。
今回は高配当株とは関係ない話題ですが、工場で働いているとどうしても電気機器のメーカーが気になってしまいます。
私の会社では以下のメーカーの機器を多く使用しています:
- カメラ:キーエンス、オムロン
- センサー:キーエンス、オムロン、オプテックス
- エア機器:SMC
特に最近はオムロンよりもキーエンスの機器を見かけることが増えました。
キーエンスの営業担当者のフットワークの軽さや提案力には目を見張るものがあります。しかし、担当者の力量によってあたりはずれがあるのは、どの企業でも同じですね。
さて、高配当銘柄ではないのですが、いつもお世話になっているキーエンスの財務分析をしてみました。
3年間分の決算資料をChat GPT-4に読ませてみると…結果は驚きでした!
キーエンスの財務状況は非常に健全で、営業利益率の50%以上という高さはメーカーの中では際立っています。正直、1つ1つの機器が高額なため、この利益率の高さも納得です。
キーエンスの部品はいつも即納されるので、その迅速さには毎回驚かされます。
キーエンスの財務分析
キーエンスの過去3年間の財務データを以下にまとめました:
売上高
- 2020年度:538,134百万円
- 2021年度:598,284百万円
- 2022年度:755,174百万円
売上高は毎年増加しており、2021年には前年比11.18%増、2022年には26.22%増加しました。
営業利益
- 2020年度:276,758百万円
- 2021年度:309,658百万円
- 2022年度:431,240百万円
営業利益も同様に増加傾向にあり、2021年には前年比11.89%増、2022年には39.26%増加しました。
営業利益率
- 2020年度:51.43%
- 2021年度:51.76%
- 2022年度:57.10%
営業利益率は毎年増加しており、特に2022年には57.10%と高水準を記録しています。
流動資産と流動負債の比率(Current Ratio)
- 2020年度:5.80
- 2021年度:7.60
- 2022年度:8.10
流動資産と流動負債の比率も高く、非常に健全な財務体質を示しています。
キャッシュ
- 2020年度:189,875百万円
- 2021年度:396,165百万円
- 2022年度:344,002百万円
キャッシュも豊富で、2021年には前年比で108.65%増加しましたが、2022年には13.17%減少しました。
平均年収
- 2020年度~2022年度:22,793,975円
キーエンスの平均年収は非常に高く、優れた人材を確保するための強力な要素となっています。
キーエンスの強み
特許取得件数
キーエンスは技術革新に力を入れており、多数の特許を取得しています。これにより、競争優位性を確保し、高付加価値な製品を市場に提供しています。例えば、最近取得した特許の一例として、最新のセンサー技術に関するものがあります。これは、工場自動化のさらなる効率化と精度向上に寄与するものです 。
財務の健全性と今後の見通し
キーエンスは高い売上高と営業利益を維持しており、特に営業利益率が非常に高いことが特徴です。総資産と純資産も年々増加しており、財務の健全性は非常に高いと言えます。
また、現場Levelでキーエンスの営業の方と話してみると、今後は海外売上をもっと伸ばす動きになってきているとの事。(2022年:国内比率:約41% 海外比率:約59%)
今後の見通しとしては、キーエンスの強みである高付加価値製品の提供と迅速な供給体制を活かし、さらなる成長が期待されます。また、グローバルな市場拡大と技術革新により、持続的な成長が見込まれます。特に、工場自動化や研究開発分野での需要が高まる中、キーエンスの製品は今後も高い需要を維持するでしょう。
現在の株価は70,000円を超えており、
PER=35.7
PBR=6.08
と割高な水準になっていますが、成長性を考えると購入検討の余地もあるかなと
次回もまた、面白い投資の話題をお届けしますので、お楽しみに!