こんにちは!
エンジニア兼見習い投資家のルナです。
本日は高配当銘柄が全体的に軟調でしたね。私のPFも大分含み益が減少しておりました。
高配当銘柄の軟調化による含み益減少は懸念事項ですが、短期的な値動きに惑わされず、企業業績に基づいた長期保有の視点を堅持することが重要ですね。含み益に囚われることは、せっかくの利益を手放してしまう「株で負ける人の思考」に陥る要因です。
投資判断は常に冷静に行い、企業の安定性とインカムゲインの恩恵を享受できるよう、長期的な視点で高配当株投資に取り組みましょう。
昨日の続きでバブル崩壊後の日本のような動きを中国をするのではという予想の元、バブル崩壊後の5年間にフォーカスして業界分析してみました。
色々調べてみると、不況時に強いのはディフェンシブ銘柄の業界が伸びているようです。ディフェンシブ銘柄であれば下記のような企業になります。
バブル崩壊後の5年間で右肩上がり成長を遂げた企業3社(別業界)
1989年のバブル崩壊後の5年間において、日本株市場全体は低迷傾向にありましたが、その中でも上昇トレンドを維持し、好調な業績を記録した企業が存在しました。これらの企業は、主に好調な経済環境や技術革新によって、製品やサービスに対する需要が促進されたことが要因として挙げられます。
キリンホールディングス(2503)
日本の大手飲料・食品会社であるキリンホールディングスは、バブル崩壊後の時代に目覚ましい成長を遂げました。同社の株価は、1994年頃の1,000円台から1999年には4,000円台を超え、4倍以上の伸びとなりました。この成長は、いくつかの要因に起因しています。
強固な国内市場基盤: キリンは、確立されたブランドと製品に対する消費者需要から恩恵を受け、日本の飲料・食品業界において強固な市場基盤を築いていました。
海外市場への進出: キリンは1990年代、特に東南アジアと中国において積極的に海外市場への進出を行いました。この国際化戦略は、同社の収益源を多様化し、新たな成長機会を捉えるのに役立ちました。
成功した新製品の発売: キリンは1990年代、「チューハイ」アルコール飲料や「麒麟一番搾り」ビールなど、いくつかの成功した新製品を発売しました。これらの新製品は、同社の売上成長と利益率に貢献しました。
花王株式会社(4422)
日本の大手消費財メーカーである花王株式会社は、バブル崩壊後の時代に安定した成長を遂げました。同社の株価は、1994年頃の1,500円台から1999年には3,000円台を超え、2倍以上の伸びとなりました。この成長は、いくつかの要因に起因しています。
- 強固な国内市場基盤: 花王は、洗剤、化粧品、パーソナルケア用品などの分野において、確立されたブランドと製品を持ち、日本の消費財業界において強固な市場基盤を築いていました。
- 海外市場への進出: 花王は1990年代、特にアジアと米国において積極的に海外市場への進出を行いました。この国際化戦略は、同社の収益源を多様化し、新たな成長機会を捉えるのに役立ちました。
- イノベーションと製品開発への注力: 花王は1990年代を通じて、変化する消費者ニーズと嗜好に応える新製品と技術を導入し、イノベーションと製品開発に注力していました。このイノベーションへの注力は、花王が競争力と市場シェアを維持するのに役立ちました。
ソフトバンクグループ (9984)
通信・テクノロジーコングロマリットであるソフトバンクグループは、バブル崩壊後の時代に目覚ましい成長を遂げました。同社の株価は、1994年頃の1,000円台から1999年には50,000円台を超え、なんと50倍以上の伸びとなりました。この驚異的な成長は、いくつかの要因に起因しています。
- 孫正義氏のビジョンあるリーダーシップ: ソフトバンクの創業者であり会長でもある孫正義氏は、大胆な投資戦略と起業家精神で知られています。彼のビジョンとリーダーシップは、同社の成功に大きく貢献しました。
- 新規事業への参入: ソフトバンクは、通信事業以外にも、インターネットサービス、Eコマース、金融サービスなど、積極的な新規事業への参入を行いました。この多角化が同社の成長を後押しし、世界的なテクノロジー大手へと押し上げました。
- 成功した投資: ソフトバンクは、1990年代にヤフーやアリババなどへの投資で成功を収めました。これらの投資は、同社の価値を大幅に押し上げ、飛躍的な成長に貢献しました。
上記で記載した企業の特徴
- 強い国内市場基盤: 確立されたブランドと製品に対する消費者需要から恩恵を受け、国内市場において強固な基盤を築いていた。
- 海外市場への積極的な進出: 新たな成長機会を捉えるために、海外市場への進出を積極的に行った。
- 新製品の開発・発売: 変化する消費者ニーズに応える新製品を開発・発売し、売上成長と利益率に貢献した。
- イノベーションへの注力: 技術革新や製品開発に注力し、競争力を維持した。
中国で今後伸びそうな企業
上記の日本企業の動きを参考に、中国で今後伸びそうな企業を3つAIをピックアップしました。
1. 蒙牛乳業(02319)
中国最大手の乳製品メーカーである蒙牛乳業は、強い国内市場基盤と海外市場への積極的な進出という点で、バブル崩壊後のキリンホールディングスに類似しています。中国における牛乳・乳製品市場は今後も拡大が見込まれ、蒙牛乳業は引き続き高い成長が期待できます。
2. 海康威視(002810)
中国最大のビデオ監視機器メーカーである海康威視は、イノベーションへの注力という点で、バブル崩壊後の花王株式会社に類似しています。中国政府による治安対策への投資拡大や、AI技術の進展により、海康威視の事業は今後も拡大していくと考えられます。
3. 京東(JD.com)(9618)
中国最大級のECモールである京東は、海外市場への積極的な進出と新事業への参入という点で、バブル崩壊後のソフトバンクグループに類似しています。中国におけるEC市場は今後も成長が見込まれ、京東は引き続き高い成長が期待できます。
まとめ
バブル崩壊後の中国経済は、不確実性が高い状況にあります。しかし、長期的な視点で投資を行うことで、大きなリターンを得られる可能性があります。今回紹介した3つの企業は、中国経済の成長から恩恵を受けられる可能性が高い企業です。
投資判断を行う際には、十分な情報収集と分析を行い、ご自身の責任で判断することを忘れないでください。
ではまたー!
参考情報
- バブル崩壊後の5年間で右肩上がり成長を遂げた企業3社(別業界)
- 蒙牛乳業(02319) 企業情報
- 海康威視(002810) 企業情報
- 京東(JD.com)(9618) 企業情報